SICUTE|子宮頸がん検診サポートサイトby NPO法人 子宮頸がんを考える市民の会

原因はなに?

子宮頸がんの原因は?

子宮頸がんはセックスにより感染する発がん性ヒト・パピローマウイルス(HPV)というウイルス感染が原因で引き起こされます。

ヒト・パピローマウイルス(HPV)とは?

HPVは150以上もタイプがあるといわれているウイルスで、とてもありふれた存在です。

「セックスで感染」と聞くと後ろめたく感じるかもしれませんが、HPVの感染は誰にでも可能性があります。
性交渉の経験のある女性の約80%が、一生に一度は感染すると言われています。
そして、子宮頸がんに関係するウイルスタイプは約15種類です。つまりすべてのHPVが、子宮頸がんの原因のウイルスではありません。

HPVに感染しても多くの場合は、その人の免疫力によってウイルスが体内から排除されます。しかし、10人に1人くらいはウイルスが排除されずに感染が長期化(持続感染)することがあります。 この場合、ごく一部の人でウイルス感染から平均で数年~10 年以上をかけ、子宮頸がんへと進行することがあります。持続感染する原因はまだ明らかにはなっていませんが、その人の年齢や免疫力などが影響しているのではないかと考えられています。
また、HPV に持続感染して子宮頚部の細胞が異形成になっても、途中でHPV が消失し、それに伴って異形成も自然に治癒する場合がほとんどです。

つまり、子宮頸がんとは誰もが感染するヒト・パピローマウイルス(HPV)の感染が原因でごく稀にウイルスが細胞に悪さをしてがん化させてしまうことで起こってくる疾患と言われています。

誰でも子宮頸がんになるの?

子宮頸がんになってしまう人!それは、検診を受けない人です。

子宮頸がんは、特別な人がかかる病気ではありません。セックスの経験のある女性なら、誰もが発病する可能性があります。

その一方で、子宮頸がんは予防の出来る病気とも言えます。検診とワクチンの接種でほぼ完全に予防ができるようになってきました。

子宮頸がん検診はがんの手前の異型成の段階で発見することができます。
言い換えれば、定期的に子宮頸がん検診をうけていれば、がんになる可能性はほとんどありません。

ヒトパピーロマウィルス(HPV)って子宮にしか感染しないの?

HPVは、子宮頸部と陰茎や精液の中にだけいるわけではなくて、肛門周囲、陰嚢、外陰部などにも存在します。性行為以外にも、手指で性器周囲に触れることによっても簡単に感染します。
HPVは女性だけが感染するウイルスではありません。男性の性器(亀頭、陰茎、陰嚢)や肛門、口腔、尿などからHPVは見つかっています。
そのなかで、尖圭コンジローマというものがあります。これは、子宮頸がんの原因となるHPVとは別の種類のHPVですが、カリフラワー状のイボが男性器などに出てきます。 

HPVは主にセックスを通じて男女間を行き来しますが、HPVに感染すること自体は、ごくありふれた事と言えます。

一回しかセックスしていなくても子宮頸がんになるの?

1回であっても、セックスを経験したのであれば、ヒトパピローマウィルス(HPV)に感染してる可能性がありますので、発症の可能性があります。
もちろんセックスをしたことがなくても、オーラルセックスだけでも咽頭などにも感染する可能性はあります。

ヒトパピーロマウィルス(HPV)に感染したら全員子宮頸がんになるの?

ヒト・パピローマウイルス(HPV)に感染した人の中で、そのウィルスが発がん性HPVであったとしても、すべての人が子宮頸がんになる訳ではありません。

子宮頸がんに関係するHPVに感染していても、その人の免疫力によって、体内から2年間で約90%のウイルスが排除されます。しかし、10人に1人くらいはウイルスが排除されずに感染が長期化(持続感染)することがあります。

この場合、ごく一部の人では長い年月(ウイルス感染から平均で数年~10 年以上)をかけ、前がん状態(異形成と呼ばれる)から子宮頸がんへと進行することがあります。持続感染する原因はまだ明らかにはなっていませんが、その人の年齢や免疫力などが影響しているのではないかと考えられています。また、HPV に持続感染して異形成になっても、途中でHPV が消失し、それに伴って異形成も自然に治癒する場合がほとんどです。

私は子宮頸がんになりやすい人?

子宮頸がんは、特別な人がかかる病気ではありません。セックスの経験のある女性なら、誰もが発病する可能性があります。
特に遺伝との関係は低いと言われています。

医療監修:前濱 俊之先生(豊見城中央病院 産婦人科部長)